遠雷

誰かにとっての花火に撃ち抜かれて此方

称号ではなくその生き様こそが「王子様」~SexyZone印象の変遷②中島健人

圧倒的アイドル。私の救世主。これを書いている現時点で、この地球上で一番好き。好きしかない。

SexyZoneは基本的に顔選抜かと思うほど顔面偏差値が高い男しかいないでお馴染みだが、健人くんも当然のように顔が良い。しかし佐藤勝利と圧倒的に異なる点はやはりその卓越・徹底したアイドル性である。プライベートで同性相手に薔薇を(頻繁に)送り、LOVE KENTYという自身の愛称を自作曲の歌のC&Rに盛込み、入所前から「俺はアイドルになるから」と電話帳から全女子の痕跡を消し去ったというプロアイドルである。全自称アイドル共にわたしは健人くんの爪の垢を煎じて飲ませたいんだよ、マジで……(類:君にHITOMEBORE)(最早何処にミーニングしたいか不明)
しかし彼の徹底ぶりに関して敢えて述べるのであれば、そのアイドル性は職業ではなく天性の称号で、彼はなるべくしてアイドルになったのであり、事務所入所も自薦というから恐れ入る。感謝。中島健人は王子様キャラという風潮があるが、健人くんは王子様キャラなのではなく、彼の生き様を形容しようと思ったら王子としか言いようがないから便宜上王子様なのであって、中島健人と王子様はイコールで括ることはできない。敢えて言うなら≒王子様である。

私は健人くんの、ひたすらにポジティブで、ひたすらに優しく、大胆なようでいて繊細なところが堪らなく好きだ。今や彼の代名詞ともなったセクシーサンキューというトンチキワードを公衆の面前で真剣に連発できる胆力をもったアイドルが今世どれほどいるだろうか。自グループの名前をアピールしつつも、ワンフレーズでスパッと完結でき、かつ口に出したくなるキャッチーさもあり、更には誰も傷付けないシンプルな笑い。最終学歴は明治学院大学、自己プロデュース能力にも長けていた健人くんのことだから当然のように地頭はいいのだろうけれど、それにしたってボケ側にも優れているとは恐ろしい子。唯一の欠点はあまりに堂々としすぎて誰もツッコめないことくらいである。SexyZoneきってのツッコミ師・佐藤勝利ですら「よっいつもの出ました!中島屋!」とばかり褒めて流すのだからそりゃあもうオンリーワンでありナンバーワンである。何者でもなかった中学生の砌、パフォーマンスで観客を沸かせる修二と彰やHey!Say!JUMP!の姿を見、「俺と同い年の子があんなにたくさんの人に笑顔にしている」と感銘を受けた健人くんらしく、彼は笑いであっても人を傷つけない。彼自身、それを望んでいない。だから心無い世間に石を投げられても微笑みと薔薇で返す、中島健人という人は、強く美しい心の持主なのである。そういうところが王子様だってんだよ…。
だが彼の完璧なアイドル然とした姿はある意味「対大衆向け」であって、コンサートやラジオ等、所謂「身内の場」では、格好つけすぎないおちゃめな姿も見せてくれる。それがまたいい~~。コンサートは「自分を好きでいてくれるファン」しかいないことを事務所の先輩N.Hさんに教わって以来、テレビで見るより(パフォーマンスにおいては完璧主義者であることを考慮し、多少)肩の抜いた健人くんの素顔を垣間見るにつけ、本当は繊細なひとなんだなぁと愛を深めずにはいられない。むしろ「俺を好きで集まってくれたファンの皆、もっと俺のこと大好きになってね!」とばかりはりきって格好つけてくれる姿も、最早愛おしいとしか形容しようがない。セクゾは個人への狙い撃ちファンサをあまりしない?割りに、自分のうちわは探すらしいので、私もポプコン(というのかは知らんが)では健人くんうちわを肩の高さに掲げて参戦したい所存である。健人くん、きみのファン、ここにいるよ…。

グループの最年長として、エースとして、常にSexyZoneの斬り込み隊長であった健人くんは、出演作で何とかして爪痕を残そうと頑張っている、本来はちょっと天然で頑張り屋のかわいらしい男の子であり、もっともっと売れたいと言う野心を隠さない、潔く格好いい男性なのである。いやそれ以前にめちゃくちゃカメラに映りたがりで、Jr.時代もメイングループを差し置いてカメラ目線で抜かれまくり振付師に怒られただとかの目立ちたがりエピソードにも事欠かないが、直近のカウコンの映像等を見ても健人くんとは高確率で目が合うからウケる。ビジュアルが御人形だからそういうアトラクションみたいだね。いつもありがとう。生放送でそこまでカメラ位置とタイミング徹底してるって冷静に考えたらすごいし、あのキラキラな笑顔にそぐわぬ執念を感じて、そこも好きだ。菊池風磨は逆に目線を逸らしていて→合わせるみたいなカメラ芸をよくするけれど、健人くんは常に見てる。カメラの向こうにファンを探している。毎時毎秒徹底したアイドル過ぎて、カメラと常ににらめっこしては全戦全勝しているのである。最近私は健人くんと目が合いすぎて、逆に恥ずかしすぎてそっと目を逸らしてしまう。より多くの人に愛されたいという彼の想いの強さが垣間見えて、アイドルとしてそのギラギラ感はすごく好きだ。

私はアイドルに限らず、「こうありたい」という理想像を追ってしまうことが多くて、だから自分の信念を曲げない頑固な人が好きなのだけれど、健人くんもご多分に漏れず一途で一生懸命で真面目で頑固だ。だからこそセクシーサンキューという言葉を使い続けるのだろうし、それで私というおたくをひとり釣っているのだからその効果と言ったら絶大である。彼の紡ぐ曲はいつも誰かと恋をしていて、ファンを愛してくれているのがひしひしと伝わるから、私の薄給を健人くんになら捧げてもいいと心から思えるのだろう。

最近は主演ドラマの撮影に忙しい健人くん、けれど自撮り画像は相変わらず美の暴力で目が潰れる。感謝。相棒役の平野氏に対する兄貴アピールもめちゃくちゃ可愛いし、2020年は彼にとってますます飛躍の年になるだろう。なってほしい。
とりあえず、体調を崩さないように今日もおしごと頑張ってください。敬具。